最近、変なことが起きている。私の顧客で起きたことだ。その会社で会社を辞めた社員がいた。その男は別なところで独立して事業を始めた。私に株をやるという。私は拒否した。だいたい資本金1億円でも資本金の振り込みは会社設立から2,3年のうちにすればよいので、資本金がないことが多い。私の会社は外資なので資本金は海外から振り込んで資本金に手を付けることはできないのだが、中国の会社はそうはなっていない。私は中国の会社の株などいらない。ただその新会社は、私の顧客と同じことをやろうとしているため、私なしではできない。しかし、私には今の顧客がいるので協力を断るつもりだ。
70歳すぎて、もうお金には興味がない。欲は人を堕落させる。年老いてから刑務所なんてまっぴらごめんだ。私は犯罪のにおいがするところを避ける。君子危うきに近寄らずだ。
先週の出張も、私のお客の要請だと思っていたが、そうではなかったことが途中で分かり、帰ってきた。私に嘘をついてきたことが許せなかったのだ。もう一人、新会社に合流する人がいる。今は私の顧客の会社の製造責任者だ。先週、通訳から離婚したと聞いた。ショックだった。私はその人の奥さんも子供も知っている。人を不幸にすることは悪いことである。
中国人はお金さえやれば要求は通るとお待っているらしい。くだらない。私は死ぬまで使うくらいのお金はある。金で動くなんてことはない。技術者は、正直で誠実でなければならない。そのためには心・技・体を磨かなければならない。私が石英の分野で尊敬する技術者は片手で余る。もうその人たちは引退した。私はまだまだ引退しないが、後継者などいるはずもなく、自分で決着をつけるしかない。そのためにもくれぐれも悪いことはしないと心掛けなければ。