興味

2〜3分

最近、TEOSから合成シリカ粉を作っている。別に水ガラス法に見切りをつけたわけではない。昔から気になっていることがあった。「ゾルゲル法から作ったシリカと水ガラスから作ったシリカの特性が異なる」ということなのだが、その原因を確かめたいと思ったからだ。TEOSから作るのは難しくない。同じ純度の水ガラス法シリカを一緒に焼成すると、水ガラス法シリカは焼結塊はあまりないが、TEOS法シリカは焼結がひどい。粘度が違うように思える。この粉を溶融すると、明らかに熔けやすさが違う。レーザーラマンでの解析では違いが判らないことから構造が違うわけではないように思える。不純物にも差がないことから、原因は不明だ。

特性の違いを解析するには、目に見えないミクロの世界を見ることだ。そしてミクロからマクロにゆっくりと拡大していく。こういうことが研究者にとって必要なことだ。そして原因が分かったときは至福の時となる。大げさに言えば真理探究は人を成長させる大きな原動力になる。それは哲学にも通じる。この社会は偽善にあふれている。しかし真理探究は本当のことのみである。人が作ったものを信じず、自然が作ったもののみが正しいのである。そういう世界が好きだ。

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