チャンス到来

3〜4分

合成シリカ粉の開発を始めた1998年頃、私は硫酸法シリカゲルを作り、合成シリカ粉を作った。純度は結構よかったが、合成シリカとは言えないくらいの純度、天然石英より良い程度の物であった。そこでイオン交換法をテストしたのだ。イオン交換法から得られた合成シリカの純度は良く、これ以降イオン交換しかしてこなかった。実はそれ以前から日東化学工業という会社が、ゲル法シリカからフィラー材を作っていたのだ。この価格は当時kg1000円くらいだった。低α線フィラー材の用途しかなかった。私も八戸の工場に行ったことがあった。工程は非常に簡単だった。ただ焼成炉はトンネル炉で14インチくらいのルツボに入れて焼成していたので焼成コストがかかっていたように思う。

私はその当時、この仮焼前の粉をkg800円くらいで買って、粉砕し、球状化していた。私が直接やっていたわけではないが、球状微粉はちゃんとできていた。しかし、その当時の資材は大会社から買うのが当然であり量産はできなかった。

時は過ぎ、天然低α線球状微粉は価格が上がり、低価格の合成シリカ球状微粉の話が持ち込まれている。規模は年数万トン規模である。イオン交換法では要求コストに合わない。それで硫酸法の話が出ているのである。月産60トンのプラント設計は終わり投資額を見積もっている。推定コスト(微粉砕、球状化含まず)はkg1ドルである。低α対応で純度も良い。

私は高純度より、天然石英代替の合成シリカをやるべきだと言ってきた。そうすることで肺疾患が減る。将来的には使用済み石英坩堝から作ってみたいと思う。

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう