今回、瀬波温泉というところで、私の家族と姉夫婦が宿泊したのだけれど。姉の旦那がふといったことがある。「あなたの兄弟は仲がいいよね」私は驚いたのだが、そういえばけんかというのはしたことがない。私には姉と兄がいる。私が末っ子だ。末っ子の私が後継ぎだ。まあ私が一番まともだと思ったのだろう。私たち兄弟はお金で喧嘩したことがない。お金に対する欲がない。父が死んだときは遺産を全部母の方にやった。私たちは一銭ももらっていない。母が亡くなったとき、遺産は私の妻と姉と兄に均等に分けた。私は一銭ももらっていない。私は末っ子だが、時々兄弟とは連絡を取る。親しくもなくそれと言って他人のようでもない。その微妙な距離がいい。ただ困っていれば助ける。それを見て「仲がいい」といったようだが、その後に「渡部家はみんな優しい」と言われたことがうれしい。母も父も優しかった。それが「渡部家」の伝統だ。私の妻は教師の家系でしつけには厳しかった。そして妻は兄のことが大嫌い、姉とつるんでいつも悪口を言っている。それを見るにつけ、私には違和感があった。「育ちが違う」。幸い、私の息子たちは優しい。「渡部家」のDNAを継いでいるのだろう。