全塩量規制

3〜5分

江蘇省には排水の全塩量規制値が設けられている。値は2500mg/L以下である。これを近い将来に1000mg/L以下にするらしい。これは世界的にも珍しい。海水には2-3%の塩化ナトリウムを始め、塩化マグネシウムなどの多くの塩が含有されている。もちろん飲料水にも含まれる。ポカリスエットは1200mg/Lも含まれている。

江蘇省の基準では、フッ素2.5mg/L以下というのもあり、対応するためには相当な投資が必要である。合成シリカ製造工程ではNaCl濃度が2~3%を含む排水が出る。これをRO膜で処理しても、最終的に蒸発乾固することが必要である。イメージ的に処理コストがかかると思われる。

今は開発区という名目で工場誘致をするのが普通だ。したがって、開発区で排水を集めて処理するべきだと思われるが、どうも及び腰なのである。実は田舎の開発区には問題となる排水を流す企業が多くある。石英原料もそうなのだ。大量のフッ酸排水が排出されるため、田舎の開発区に移っているのが現状だ。江蘇省には東海県や塩城などには多くの化学薬品を扱う工場がある。

私もこの問題について考慮中だ。量的には少ないが、2-3%のNaClを含む排水を処理する方法について考えている。一つは冷凍法だ。北極には大量の氷があるが、これは真水である。氷を取り除いた後の濃縮水は蒸発乾固されて塩が採取される。塩は食堂で消費する(冗談)

もう一つは、「好適環境水」を知っているだろうか?海水魚も淡水魚も養殖できる海水だ。これで魚を養殖する。その水の一つとして使用するのだ。これにバクテリアを使用すると、完全排水なしの養殖場が完成する。岡山理科大の山本教授の研究成果だ。中国には土地がたくさんある。陸での養殖はこれから重要になる産業だ。

さてさて考えれば考えるほどアイデアが湧く。実に面白い。ピンチはチャンスだ。

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