私に愚痴っても

4〜6分

私は余姚の黄の会社の株主を辞めてから1年半になる。それでも黄はいまでも私に連絡する。太陽電池バブルは2022年3月から2023年10月まで続いた。石英粉もバブルだった。コストの10倍以上で取引された。黄もバブルに踊った一人だ。軌道に乗り始めていた合成石英粉とインゴットビジネスを簡単に切り捨てた。私は太陽電池と半導体を両方やるべきだと主張したのだが。。。

32年前の日本を知っている人は、バブルの怖さを知っている。それゆえ、一歩を踏み出す勇気を失ったこともあるが、今がバブルかどうかの判断ができる。失敗を良い経験とすることが重要だ。

中国人は博打とバブルが好きだ。一攫千金を誰でも目指す。でも過大な欲が人を滅ぼす。正確な判断ができなくなるからだ。欲が悪いことだと思わないが、人生には目標がないとだめだがその目標が金を設けて裕福な暮らしをするというのは間違っている。社会をよくするとか、他人のためにというような目標なら、良い欲といえる。そういう人なら正確な判断ができる。

黄には父がいる。私より3歳上だ。今でも彼は会社で仕事をしている。最近は合成シリカ粉を作って合成インゴットを作っているそうだ。昔私がやった仕事を再度やっているということだが、お金を使うばかりでうまくできないでいる。彼は友人からお金を借りてやっているらしいが、借金が1億円を超えているという。これも黄の悩みである。黄の父はこれが成功することを夢見ているらしい。彼のモットーは「裸で生まれ裸で死ぬ」だそうだ。それはそれでいいのだが、借金を息子に残してはいけない。まあ最後は工場を売れば20億円くらいにはなるだろうからいいのかもしれないが。

人には必ず悩みというものがあるが、悩みは、自分の思ったことと現実との違いから起こるものだ。この世界においては悩みを持たない人はいない。それはこの世界がそういうものだからだ。この世界に生まれてくるとき、全ての生物には「食欲」と「性欲」が備わっている。そして人が作った社会においては「財欲」と「名誉欲」がある。この「財欲」と「名誉欲」を捨てれば楽になれるが、そう簡単には捨てることができない。唯一出来るとしたらコントロールすることである。それを「理性」とか「哲学」というのだろうか。そういう人生でありたいものだ。

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