国慶節が近づくと...

6〜8分

昔から国慶節や春節が近づくとインターネットのブログへの接続が悪くなる。livedoorのほうでメインに投稿しなければならないかもしれない。

明日からの連休は仕事だ。私の仕事は家でできるので暇つぶしにもなる。中国で会社を作ってみると、今まで知らなかったことがたくさん出てくる。領収書にしても、仕入れなどにできる領収書、経費にしかできない領収書などがあると初めて知った。月の売り上げによって増値税も異なる。日本より複雑だ。だいたい、個人で中国に会社を作るなんて無謀なことだったのだと思う。就労ビザを含めて根気がなければできるものではない。でも歳をとって、やり残したことをやらなければという思いは強い。私はライフワークとして石英に革命をもたらしたいという身の程知らずの目標がある。イカロスの翼なのか。

私の目標は生涯現役などというものではない。65歳を過ぎてから、自分の人生の計画を立てた。最後の仕事を決め、その実現を周到に準備した。その計画に中国で会社を作り、中国のお金を使って実現するシナリオを書いた。でも本当はそうしたくはなかった。母国でやることがいいに決まっている。しかし、今の日本は私を失望させた。私は若い時に「相手を説得するより、自分が変わるほうが簡単だ」ということを悟った。

「イカロスの父ダイダロスは大工であり発明家でもあった。王の依頼で暴れん坊のミノタウルスを閉じ込めるために迷路を作った。ミノタウルスは迷路に閉じ込められ、食事として生贄が与えられた。しかし、王女のアリアドネが生贄であったテセウスを好きになり、彼女の依頼で、ダイダロスはテセウスに短剣と鞠を持たせた。「アリアドネの糸」である。そして彼らは駆け落ちをした。これが王にばれ、ダイダロスは息子のイカロスと一緒に迷宮に閉じ込められた。ダイダロスは迷宮で鳥の羽と蝋を使い空高く飛ぶことのできる翼を考案し製作した。そして息子のイカロスとともにその翼をつけて迷宮から飛び立つのだが、この発明には使用上の留意点もあった。高く飛びすぎると太陽の熱で羽が燃えるだとか蝋が溶けるといった点である。ダイダロスは息子イカロスに「いいか、くれぐれも高く飛びすぎるなよ」と事前に言い聞かせる。しかしイカロスは高く飛ぶことに夢中になってしまった。高く飛ぶことの快感、そしてもっと高く、もっと高くという衝動からか。案の定イカロスの翼の蝋は溶け落っこちるという羽目になる。父親は「高く飛ぶなよ」と言っていたのに、その父親の目の前で落下という運命だった。
結局、それでもその後お父さんのダイダロスはとにかく飛び続けシシリア島までたどり着いた」

この話の主役はダイダロスである。イカロスは通行人のような役回りだった。しかしそれがいつの間にか太陽神に挑戦する主役のように言われるようになった。すなわち、イカロスは無謀なことに挑戦し落下して死んだと。高名な技術者はダイダロスであり、ダイダロスは生き抜いたのだ。しかし息子を失って後悔をしたという話だったのである。

何かをやり遂げようとすれば、必ず何かを捨てなければならない。あるいは成し遂げたら何かを失ってしまう。人生とはそうしたものだ。それでも成し遂げたいと思うなら失うことを恐れないことだ。

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