禁酒

5〜8分

 日曜日に禁酒をしようと思い、それから飲まずに4日が過ぎた。それまでの私は強い酒を毎晩飲んでいた。しかし、二日酔いもせず、肝臓の値も問題なかった。でも酒を飲むと夜中におしっこの回数が増え、睡眠の質が低下していた。睡眠不足は仕事への集中力も下げる。そこで、9月1日から家では酒を飲まないことにした。まだ家にはウィスキーや焼酎がある。昨日から飲みたいという気持ちが強くなった。禁断症状なのだろうか?

 40年以上前、鼻を骨折して手術で入院したのだが、同じ病室に市役所の清掃員が糖尿病で入院してきた。その男はアルコール中毒であり、精神障害を起こし、夜中じゅう徘徊していた。そして昼は寝ているという状況で、さすがに精神病棟に移ってもらうようにお願いした。アルコール中毒は麻薬と同じだ。

 麻薬はだめでアルコールはいいというのも変だが、酒とたばこによってもたらされる税金の額は、酒が1.3兆円、タバコは7000億円と非常に多いのだ。タバコは周りの人への影響があるので規制されようとしているが、酒は規制されないどころか、テレビのCMも多く放送されている。しかし世界保健機関(WHO)が2018年に発表した調査によると、世界で年間300万人が、アルコールの有害飲用が原因で死亡している。これは全死因の5・3%にあたる。

 キリスト教では酒は禁止されない、それどころか教会でワインを作っていたりした。イスラム教は酒を飲むなといっているのだが、それほど強いものではない。意外かもしれないが宗派により異なるのであるから、コーランの解釈によって決まるのだ。仏教では不飲酒戒というものがあって、基本的には僧侶は酒を飲まないものだ。酒を飲んでる暇があったら修行しろというわけである。

 いつも酒を飲んでいる人が酒を止めると禁断症状が現れるというが、アルコールは1日くらいで消化・分解されるため禁断症状はすぐあらわれる。まあそういう人はアルコール中毒なのだが、アルコール中毒でない人が禁酒しても禁断症状は現れないものだ。しかし、昨日の夜は酒を飲みたいと思った。それは欲求というようなものだ。酒を飲んだ時の快感を脳が覚えているからだ。だから無理をしないで飲んでもいい。飲んだ時にそれほど快感がなければ、それほどおいしくないという記憶にとって代わる。

 脳というのは不思議だ。アルコールを飲むとドーパミン、セロトニンが出てくる。ドーパミンは心地よさを感じるし、セロトニンはストレスを和らげる働きをする。ただアルコールはNMDA受容体と結合し、学習能力を低下させる。

 私の場合は、禁酒であって断酒ではない。禁酒は一時的に飲まないことであり、断酒は一生飲まないことだ。断酒をするつもりはない、酒によって人に迷惑をかけているわけでもないし、健康を害してるわけでもない。仕事をちゃんとするための禁酒だからまあ気楽に考えていこうと思ってる。

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