底が浅い人々

5〜8分

まだ熱が残っているので解熱剤を服用している。でも体温は高くて37℃なのだが、解熱剤を使うと寝れるようになるので、夜は使おうと思っている。

去年の9月の話である。インド鉱石がグラニュラ―からペグマタイトに変わっていると黄から言われた。その当時、太陽光の石英るつぼに問題が発生していた。それがAlが低いことによって引き起こされていたということで、Alが高いペグマタイトを使用した試みが行われていたのだ。石英関係のミーティングに出席したときも、この話題を数人の大学の先生が発表していた。しかし、私としてはペグマタイトの精製は大変で、コスト的にも高いとして、黄にはグラニュラ―を使い続けるように助言したのだが、黄は3カ月くらいやってギブアップしたようだ。大学の先生は、米国のアラスカイトとインドのペグマタイトは同じだといったが、生成過程は大きく異なる。こういう人たちがやっているのかとびっくりしたことがある。11月にはペグマタイトの輸入量が6万トンになり、ほとんどのメーカーがそれを精製してルツボメーカーに納入していた。しかし、今年に入って太陽電池産業は失墜、石英粉の価格も急落した。現在ではグラニュラ―を使っているメーカー以外は赤字となっている。

ではペグマタイトを使用した石英粉はどこに行ったのか?それが安値で電気連続管引きメーカーに売られていた。ここで問題が起きた。実は電気連続管引きのほうがより高度な石英粉が必要なのだ。Fe含有量が多いと着色するのである。したがってペグマタイトから作った石英粉では問題が起こるのだ。おそらく巷では大きな問題となっているのだが、中国の電気連続管引きメーカーは操業を中止しているだけなのだ。

多くの中国企業はオーナー企業である。オーナーに権限は一極集中している。したがって原料ソースを変えると言われれば変えざるを得ないのである。ここに中国企業の問題点がある。ISOが徹底的に行われていれば防げることであるが、中国では形骸化している。

これに対し、顧客はいかにすべきであろうか? 受入検査を徹底するだけではだめだ。受入検査で問題がわかったところで、もう生産は進んでいる。二社、三社購買というのが正解だ。そのシェアを購買が決めるようにすればいい。品質は良いが価格が高いというメーカーのシェアは低いが確保しておくことだ。非常事態に対応できる。しかし、日本の購買は能力が低い。価格の話しか言わないのだ。品質が良いものはそれだけ価値があるものだ。それを認めないといけない。良く購買は品質差があるにもかかわらず、価格は同じでなどとのたまう。まったくもって貧乏くさいのである。

私は今、合成シリカ粉のプロジェクトを始めている。原料は無尽蔵、できたものは低コストで安定した品質になる。私の技術が認められる日は近いと信じている。顧客が高いなどと言おうものなら私が後工程までやってみせる。そのくらいの覚悟なのだ。

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