【図表1】65歳を迎えた方が特定の年齢まで生存する確率

私は1955年生まれだから約5%が100歳まで生きることになる。健康年齢は約73歳だから27年間という間、病と闘っていくことになる。こんな調子だから日本経済が下降するのが目に見えている。高齢化、少子化に解決策などない。すでに人類は絶滅に向かっているのである。資本主義もまた衰退せざるを得ないだろう。
J.S.ミル(1806-73年)はミルは、平等な資源の配分を行う制度に変えると、平等と豊かさは両立し得ることを示したのだが、私有財産権を破棄することによって平等と豊かさが達成されるという彼の発想は否定され、一握りの大金持ちがこの世界を牛耳っているのであるから、資本主義の変革は進まないのである。
ケインズによれば、人口変動は経済にとり重要なものとしてケインズは認識していた。ケインズは、人口の増加から減少への転換は、繁栄に対してきわめて悲惨な結果をもたらすと著書で述べている。ただケインズはミルの社会主義とは異なる。資本主義の中での制度改正で平等を実現するとしている。すなわち、資本主義は現状、貧富の差を拡大する方向になっているが、これを平等にする法改正が必要だと言っているのである。
しかし昨今の政治家のレベルは低く、この思想は無視され続けている。希望がないのだ。そういうシステムを作るには外界と切り離した国を作るということしかないように思えるほどである。