魚の大量死

3〜5分

日本の各地で、大量のイワシの死骸が打ち上げられているという。原因は酸欠と思われる。酸欠を引き起こす大きな原因は温暖化だ。最近は海の水温が高くなっている。大気中の酸素ガスは水温が低いほど溶存するので、水温が高いと酸素の量が減る。溶存酸素が3.6mg/L以下を貧酸素状態というが、その状況では魚は生きていくことができないと言われる。まあ種類や大きさによっては値は変動するが、低酸素は魚にとって致命的となりうるのだ。

水中の酸素濃度が減ると水中生物は陸へと上がってくるかもしれない。地球は氷河期の時は酸素が多くなり、温暖化期には酸素が薄くなる。そのたびに生物は海の深いところで生活したり、陸で生活したりするようになった。今の地球温暖化の時期、人はまだ陸で生活できるが、海の生物は大絶滅を迎えるかもしれない。今はまだ北極や南極のほうに行けば酸素があるだろうからいいが、もし氷が解けたら魚は住むところが無くなる。

ペルム紀の終わりに、海洋生物の90%が絶滅する地球史上最大の絶滅現象が起こった。その原因は火山活動による、二酸化炭素の大量放出だったと科学者たちは考えている。2022年4月28日付けの論文では、もし我々が温室効果ガスの排出を野放図に続ければ、海水温の上昇と海水の酸素濃度の低下による影響だけで、海洋生物の絶滅は過去5回の大量絶滅に匹敵しうると論じている。それは、6500万年前に恐竜が絶滅した白亜紀末の絶滅以降、種の大部分を消し去るほどの規模になる可能性があるという。

人類はその警告を無視して二酸化炭素を放出し続けている。これをさせているのが「欲」だ。人類は「欲」を捨てることはできないだろう。それが人類なのだから。我々もまた絶滅する運命なのだ。

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