中国石英粉業界はカオスに

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 ここ3カ月で20件の新規石英粉プロジェクトが誕生したとのこと。合計200社くらいになるのだろう。中国は完全な資本主義経済であるため、需要と供給で製品価格が決まる。今まではインド産石英原石の供給がネックとなっており、供給量が少なく価格が高沸していた。10月に突然のニュースが飛び込んできた。インドでペグマタイト鉱石が発見され、それが大量に中国に流れているというものだ。インドで我々が使用しているのはインディアングラニュラーである。グラッシーは石英るつぼ用原料には向いていない。ペグマタイトはマグマが融解してできたものである。通常深さは20mくらいのところにある。それが高温変性してできたものがグラニュラ―とグラッシー石英である。したがってペグマタイトは不純物を多く含む。歩留まりを聞くと30%程度とのこと。通常のグラニュラ―は60%くらいのため収率に差がある。どうも中国人貿易商が中国に持ってきて、様々なメーカーに持ち込んで、埋蔵量が大きいとほらを吹いたようだ。一気に状況は不穏な雰囲気となった。しかし、ペグマタイトはグラニュラ―石英の原料であるため、大きな埋蔵量なはずはない。つまり、良いグラニュラ―石英のところにしかないはずである。最近、入ってきた情報ではペグマタイトはそれほど使えるものはなかったことが分かった。中国では本物の情報や偽の情報が広まるのが早い。偽の情報によって戦略を誤らないようにしたいものだ。

 中国では、儲かると思うとどんどん参入してくる。これは日本にはないものだ。過当競争はサバイバル競争だ。その中で生き残った者が勝者となる。こういうシステムである以上、他国のメーカーが勝てるチャンスはなくなる。

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