遺伝子組み換えブタの心臓を世界で2例目として移植された患者が拒否反応もなく1カ月間生存していることが分かった。CNNなどの外信が20日に報道した。
報道によると、先月20日にブタの心臓を移植する手術を受けたローレンス・フォーセットさん(58)の心臓は機能しており、拒否反応は示していないという。今回、ブタの心臓を移植されたフォーセットさんは複合疾患で体の状態が良くなく、すべての心臓移植計画を拒否されている状況だった。 米食品医薬品局(FDA)は、緊急の患者に実験的な施術を許可する「同情的使用」手続きに基づいて今回の移植を緊急承認した。昨年1月、世界で初めて豚の心臓の移植手術を受けた57歳の米国人男性は手術から2カ月後、複数の合併症で死亡した。深刻な拒否反応はなかったが、解剖ではブタから肺炎を起こすウイルスなどが発見された。病院側は「同じ問題が発生しないよう、移植に使用したブタには精密なウイルス検査・細菌検査を実施した」「昨年1月にはなかった新たな分析法を使い、抗体を繰り返し検査した」と説明している。
今回の肝臓は移植後の拒絶反応が起こらないようにするため、また移植後に臓器が成長しないようにするために4つの遺伝子を除去するなど、ゲノムが10回変更され、更に6つのヒト遺伝子がブタのゲノムに挿入されたとのこと。保険でも使えない限り高額で誰でもできるというわけではないようだ。