王座戦5番勝負 永瀬王座VS藤井竜王名人戦第4局が行われ藤井総太竜王名人が勝ち、8冠を獲得した。逆転に次ぐ逆転。永瀬元王座の何気ない5三馬が敗着の一手となった。しかしそれに気づいたのはAIであって解説者ではなかった。解説者はこの勝負についていけなかったのが面白い。藤井総太竜王名人はそれから間違えずに指して勝利。永瀬元王座の頭を掻きむしるしぐさが印象的な勝負であった。これで藤井総太は全てのタイトルを獲った。羽生善治永世七冠以来の快挙だ。21歳の天才棋士。18歳の時からもう藤井総太の時代だった。大山、中原、羽生と天才と呼ばれる棋士の後に、戦国時代の棋士界を統一したのが藤井総太だが、AI将棋が棋士界を変えた。その分将棋のレベルが違う。
将棋の起源はインドのチャトランガだと言われる。それが世界に拡散し、チェス、シャンチー、チャンギ、マークルック、将棋となったようだが、唯一、取った駒がつかえるというルールは将棋にしかない。このルールは16世紀ころから始まったとされているが、このころの日本は戦国時代である。捕虜にした相手の兵隊を自分の兵隊として使うことがあったのだろう。チャトランガ、チェス、シャンチー、チャンギ、マークルック、将棋は全て、戦争のようなものだ。でも唯一将棋だけがそのルールを持っているというのは興味深いことだ。世界の将棋人口は1000万人。チェスの3億人、囲碁の5000万人と比較すれば少ないが、それは日本将棋連盟の問題だ。奨励会を作ることでプロの壁を作っているが、やはり子供に対する振興政策が弱い。スポーツのように、もっと子供の遊戯人口を増やすことに力を注ぐべきだ。また海外にも積極的に展開すべきである。そのためには、アニメを利用したり、インターネットを使ったりすべきだ。将棋は日本の伝統を受け継いだ遊技だが、あまり伝統を厳しく守るというのもどうかと思う。チェスと囲碁と将棋は世界三大遊戯と言われるように、将棋も変わっていかなくてはいけない。