「超過死亡の関連性を検討した研究論文が、米国医師会のオープンアクセスジャーナルに2023年8月16日付で掲載されました。その結果、ゼロコロナ政策の終了から2カ月間で、推定187万人(人口1000人あたり1.33人)の超過死亡が確認されました」
WHO発表では全世界死亡者数は1500万人である。これは中国での死亡者数を含んでいない。私の感触だと、中国では少なくとも500万人は死亡していたように思う。
ウィルスは突然やってきたものではなく、遠い昔から自然にひっそりと隠れていたものだ。それが何十年、何百年という長い時間をかけて変異し、人の都市化によって人と出会い、感染爆発を起こす。人類は自然資源を掘り起こし、今まで人が入ったことのない場所まで進出した。また人口爆発は人類の住む場所を広げ、ウィルスとの棲み分けができなくなった。
中世の欧州で全人口の3分の1が死亡したとされるペストは、DNA解析で、ペスト菌は2600年以上前の中国で初めて出現したことを示唆する結果が得られたという。
その後、約600年前からペストは中国からシルクロードを通じて西ヨーロッパに伝わり、さらにアフリカへと拡がった。15世紀に通商貿易航海で活躍した明王朝(1368~1644)の鄭和も、ペスト菌の拡大に「貢献」したとみられる。さらに19世紀末、ペスト菌は中国からハワイに伝わり、サンフランシスコやロサンゼルスなどの港町からカリフォルニアに上陸。米本土全域へと広まっていった。こうやって考えると、繁栄と滅亡は表裏一体、いや繁栄は滅亡への通り道のようにも思える。
生き延びるには、経済的繁栄を遅らせ、文化、思想の分野を開拓すべきかもしれない。そのためには平等な社会を構築する必要がある。でも今人類は真逆な方向に進んでいるようにしか思えないのだが。