あたなはいま自分が何歳くらいだと感じているだろう?
あなたが感じている年齢は、バースデーケーキに立てられるろうそくの本数とは一致しない可能性が高い。中高年は自分の実年齢より若く感じる傾向があることが、研究でわかっている。
成人の多くは、自分が数歳から数十歳若いと感じている。そして、これは科学的にみて良いことのようだ。
自分が感じる「主観年齢」の若さは、健康状態が良好であることと相関しており、実年齢を超越した健康的な加齢を予測する「生物心理社会的マーカー」としての役割を果たすことが、研究で明らかになっている。
心が若いと感じる高齢者は、長生きするだけでなく、生活満足度が高く、認知症リスクが低く、うつ症状が軽減され、将来的に健康でいられる可能性がある。
興味深いことに、人々が自分の年齢をどう感じるかは時代とともに変化している。新たな研究によれば、現在の中高年は昔の中高年よりも若く感じているようだ。
2023年4月に米心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス」で発表された研究では、慢性疾患や孤独、教育水準など、主観年齢に影響を与えうる他の要因を考慮しても、いまの成人は過去の同じ年代よりも若いと感じていることがわかった。
平均して、実年齢よりも11.5%若く感じていた。たとえば、60歳の人であれば50代前半ぐらいと感じるということだ。
たとえば、1936年生まれの60歳は53歳、つまり約12%しか若く感じていない。だが、20年後の1956年に生まれた60歳は50歳、つまり約17%若く感じていた。
そして年を重ねていっても、主観年齢は過去に生まれた同じ年代ほどには上がらなかった。
同研究にかかわっていない臨床心理学者のホフマンは、このデータを「非常に明確で、まったくもって驚くべき内容」と評した。
研究者たちはこれを「主観的若返り」効果と呼び、超高齢期でも効果は持続すると述べた。超高齢期は体の衰えが進行し、死亡率が高まるため、これは驚くべき研究結果だったという。
私は今年68歳になるが、60歳くらいに見えると言われる。キャバクラなどに行くとお世辞でもっと若く言われるから、とたん機嫌よくなってしまう。まだまだ髪も黒い、走れるし、孫が結婚するまで元気でいなければ。