日本は大雨が降っているところがあるようだ。この一つの要因として地球温暖化があるのだが、もう温暖化は止められないかもしれない。この温暖化は産業革命以降急激に進んでいる。対策がないわけではない。石炭・石油を使わないで発電する方法はある。ガソリンを使わないで移動することもできる。プラスティックや金属を再利用することもできる。ではなぜ劇的に転換できないのだろうか?
例えば、政府が肉牛を全部殺処分して牛肉の飼育を禁止したとする。これには相当な不満が出るだろう。飼育業者、牛肉加工業者、スーパー、レストラン、消費者。これらの人はちっとも温暖化のことなど考えていない人なのである。では政府が製鉄所を廃止したとする。製鉄所に勤める人、加工業者、建築業者、消費者などから不満が出るだろう。電力会社は化石燃料を廃止すれば、電力が足りないという不満が出る。
国民の不満をかわそうと政府は強い地球温暖化策を出せないというわけだ。しかし、これでいいわけがない。日本の温室効果ガス排出の半分以上を占める六つの産業(発電、鉄鋼、セメント、製油、化学、製紙)の排出量を、大幅に抑制するような施策を政府が実施しなければ、生物絶滅の日はすぐやってくるのだ。
まあ地球は5回の絶滅を経て人類の時代が来たわけだが、6回目の絶滅が来ることは間違いない。でも生き残る人類がいるとすれば大富豪だろう。大富豪だったらお金を使って南極あたりに避難基地を作ることが可能だろう。でも富豪だけ生き延びても人類は絶滅するので、計算すると最低98人の血縁のない集団が必要だそうだ。貧乏人は牛肉でも食べて、ビールでも飲みながら絶滅の日を待つしかない。