ノルウェーの夜は長い

3〜4分

 午後6時にタイ料理店に行った。私はタイ焼きそば、ルーターはタイカレーで対ビールを飲む。ルーターの今の奥さんはタイ人である。15年くらい前の面白かった日々を語り合う。その頃は二人とも若かった。初めてノルウェー人と会ったときは、我々アジア人とは全く違う人種だと思った。彼らは人生を楽しんでる。でも我々は土日も仕事をして悪戦苦闘している。挙句の果て、仕事がすべてだと思い込んでいる。歳をとって初めて分かったことだが、仕事ばかりが人生ではない、人生はもっと面白いことをしてもよいと。

 二次会でバーに行った。ノルウェーのバーは道に面したところに必ずテラスのようにテーブル席がある。そこに人は集う。ウィスキーを飲んでいると隣にいた男4人、女1人が声をかけてきた。ノルウェーの北のほうからオスロに遊びに来たそうだ。ノルウェー人は明るい。気さくに声をかけてくる。私が日本人だというと、いいとこよねという。そんな彼、彼女たちの人生は推量れないが、悪い人ではないことは分かる。

 ノルウェー時間9時ころに切り上げる。日本時間にすれば、午前4時だ。ただ日付変更線を超えないヨーロッパは楽だ。でももう老人だ。無理はできないかもしれない。そんな時にルーターは言った。「歳は自分が決めるもの、いつも自分は若いと思っていれば若いもの」 コロナで死にそうになったルーターに言われたくはないが、私はまだまだ若いと思っている。でも歳を取ったら、それなりに生きなければと考えている。

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