4月18日から27日まで上海で開かれている第20回上海モーターショー。13のパビリオンに分かれ、中国内外から1000社以上が参加している。今年第一クオーターの中国での新車売り上げは次のようになっている。
中国メーカー: シェア53.0% / 前年同期比出荷台数+5.5 ドイツ系メーカー: シェア19.1% / 前年同期比出荷台数-8.9 日本系メーカー: シェア15.9% / 前年同期比出荷台数-31.9 アメリカ系メーカー: シェア9.4% / 前年同期比出荷台数-8.8
この原因は、日本メーカーがEV化に出遅れているからだ。その原因を「日本メーカーの中国市場における戦略ミスは、主に二点あると思う。第一に、決断が遅すぎて、市場の急激な変化に対応できていないことだ」とみている。これを聞くと、スマホを思い出す。携帯電話市場にスマホが出現したとき、日本メーカーは甘く見ていた。そして日本メーカーは市場から消えた。
考えるに、この決断の遅れは一つに、会社内部での権限委譲が進んでいないことである。何を決めるにも上司の判断が必要だ。また日本人は責任逃れをするようになった。責任を取るのが嫌だから、みんなのコンセンサスを得ようとする。さらに最悪なのは数字至上主義に陥っていることだ。日本の会社、特に上場企業においては短期、中期の事業計画を立てるが、ほとんどが売上と利益の目標だ。これを達成するのには既存の事業を伸ばしたほうが簡単だ。そういう安易な考えが蔓延っている。
自動車産業は日本の最後の砦だが、これが負けてしまうと日本には大きな産業が残らなくなってしまう。国家戦略も含め、真剣な取り組みが必要なのだが、島国日本にその力はあるのだろうか?
話は違うが、「池の水全部抜く」という番組をyuotubeで見るのだが、海外の魚が増殖して日本の古来種が絶滅に近いのを防ぐというストーリーだ。海外から来た魚を除去していくのだが、意味があるようには思えないのである。取ったブルーギルなどは植物の肥料にされるという。それを駆除というが、人に害を与えているわけでもなく駆除するという人の考え方はいかなるものか。弱い魚を救うという偽善的行為のように思える。
日本に外国からEV車が来るという時代、安くて良いものが繁殖することを防げるのだろうか?それを駆除できるのだろうか?唯一日本メーカーが生き残るには、外車より安くてよい車を作ることのみであると思う。