当時のソニーとパナソニックの有機ELパネルの開発部門を統合して設立したJOLED(ジェイオーレッド)は27日、民事再生手続き開始を東京地裁に申し立て、受理されたと発表した。負債総額は約337億円。製造、販売事業から撤退し、石川県能美市と千葉県茂原市の生産拠点を閉鎖する方針も明らかにした。閉鎖時期は未定。政府系ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が大株主で、巨額支援していたが軌道に乗らず経営破綻した。
有機ELはサムソン、LGとJOLEDであるが、世界初の有機ELテレビは2007年にソニーが初めて発売した。しかし、今はLGが市場のほとんどを握っている。JOLEDのRGB方式は品質が優れているが、寿命が短く、コストが高い。それに対し、LGのからフィルターを使った方式は簡単で量産化に向いているが、光再現性は悪い。JOLEDはソニーの技術を引き継いだため、RGB方式となっている。サムソンもRGB方式ではあるが、寿命が短くても良い携帯に採用した。つまり、JOLEDには戦略がない(戦略を間違った?)のであった。すでに有機ELテレビは、韓国勢と中国勢の戦いになった。
この記事を見て、「RAPIDUS」は大丈夫なのだろうかと多くの人は思うはずだ。おそらくTSMCやサムソンに負けるだろう。技術立国日本はすでに幻想となっている。