織田裕二がMCを務めるHUMANIENCEの「文字ヒトを虜にした諸刃の剣」を見ている。その中で、「ディスレクシア」(発達性読み書き障害)という言葉を初めて知った。世界では人口の10から15%いるといわれているそうだ。「ディスレクシア」や「アスペルガー」は脳の障害というように言われてきたが、モーツアルト、エジソン、アインシュタインなど、いわゆる天才と呼ばれる人たちの多くが発達障害だったといわれている。多くの天才が「ディスレクシア」や「アスペルガー」だったとは興味深い。
人はそれぞれ見え方や聞こえ方が異なっている。それは脳の仕組みによる。しかし、教育は同じように生徒を扱い、同じ答えを要求し、個人差など否定する。したがって、幼い時から注目された天才以外に抗うすべはない。教育という現場には自由がない。そこに大きな問題がある。
文字が発明されて、5千年くらいだという。文明は飛躍的に進歩したというが、半面、人類は文字に縛られてきた。法律、聖書などあらゆる規律、規則が作られ人を束縛、差別してきた。得たものと失ったもの。失うことの大きなものは決まって弱者である。文字、それを支える教育は多くの弱者を作ってきた。我々が考えるべきは、弱者を守ることではなく、弱者を作らないことだ。それには社会の仕組みをいったん壊して再構築する必要がある。しかし今の人類にそれだけのことをやることはできないだろう。やれるとしたら神のみだ。神はいつかこの異常な方向に突き進んでいる状態を清算するかもしれない。