「中国政府が7日、発表した新たな対策では、これまでのわずかな感染者が確認されただけで大規模なロックダウンや、住宅街を封鎖してきた政策を改め、隔離の対象を建物の1フロアに限るなど、最小限にするとしています。また、国内の移動に際してもPCR検査の陰性証明の提示などを原則として求めないとしています」
多くの中国国民はこれを支持しているが、これで感染が加速度的に広がっていくのは目に見えている。
「中国の集中治療室(ICU)の病床数は人口1000人当たり3.6床と、香港の7.1床、シンガポールの11.4床を大きく下回る。中国本土よりも医療体制が良いはずの香港でも、感染による死亡率が世界最悪の水準にまで上昇した。この香港の例に基づいて試算すると、中国政府がゼロコロナ対策を解除すれば、130万~210万人の命が危険にさらされる可能性があるという」
オミクロン株の重症化率はインフルエンザ並みとなっているが、14億人のうち5億人が感染したとしても350万人が重症となる可能性がある。そして糖尿病患者は1億3千万人といわれている。さてさて、今後6か月はどうなるか、油断を許さない。特に1月には春節がある。移動が自由になれば多くの人が田舎に帰る。2月から3月にかけて爆発的に増える可能性がある。その時点で、政府は「ほらみたことか」と再度規制強化に移ることも考えられる。