浙江省政府は29日、「人民が第一であり、コロナ対策が第一ではない」と題した文書を発表した。中国ではゼロコロナ政策に反発する一連の抗議活動は報道されていないが、市民らの不満の声に反応をしたとみられる。
文書では「一部地域で、コロナ対策の名目で権力を乱用し大衆を苦しめている」とし、さらに「新型コロナだけが病気で他の病気はどうでもいいという暗黙の了解さえある」と踏み込んだ表現で批判している。
一方で、「中国は他国に比べて高齢者の死亡者が少ない」などとゼロコロナ政策の正当性も主張しています。文書は「心を一つにすれば近い将来、平安が訪れる」と結ばれている。
浙江省では、昨日までお休みで今日から連続10日間勤務となっている。一部ではロックダウンが行われているが、社区のみであり強いロックダウンは行われていない。とはいえ、政府の政策に反旗を上げることは今までになかったことだ。ゼロコロナをゆるくすることで感染者は増えるだろうが、一般市民に今回のコロナは死なないという考えが浸透しており、死者を少なくすることで乗り切れるとの覚悟があるようだ。