ビンロウ

4〜5分

中国では「史記」や「紅楼夢」にも記述があるほど古くから親しまれてきた、ビンロウ。一部の人にはなくてはならない嗜好品とも伝統的な風習とも言えるかもしれないが、今、その発がん性と危険性が改めて注目され、規制が強化されつつある。  ビンロウとは、ヤシ科の植物。太平洋の島々や東南アジア、中国では主に南部では、その実を嗜好品として、噛みたばこのようにそしゃくする。見た目は大きめのオリーブのようで、葉に巻いて売られていることもある。アルコールやたばこに似た覚醒作用があり、中毒性がある。  中国でそのビンロウへの風当たりが強くなったのは、今年9月、著名な男性歌手、傅松さんが36歳の若さで亡くなったのがきっかけだった。傅松さんはビンロウの長期使用が原因とされる口腔がんを患い、右頬に顔が変形するほどの大きな腫瘍ができてしまった。 実は、ビンロウの発がん性は早くから指摘されていた。さかのぼれば、2003年には世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、すでにその発がん性を認定している。ビンロウがこれまで事実上、規制を免れてきた最大の理由の一つとして指摘されるのは、産業規模の大きさだ。中国での愛好者は6000万人で、年間の需要は10万トン以上という。報道によれば、2018年の生産額は781億元(約1兆6049億円)にのぼる。その額は、2025年までに1000億元(約2兆549億円)と見込まれるという試算もある。  中でも原材料の生産量が多い海南省や、加工工場が多い湖南省では、ビンロウの産業チェーンが、農民の収入増や雇用の創出を実現し、地元経済に大きく貢献してきた事実は否めない。
このビンロウは湖北省では普通に売られている。高鐵の駅でも売られていて、一度一緒に行った人が買って私に分けてくれた時があった。私は別段何もなかったが、韓国人のキムは気分が悪くなったようだ。中毒性や発がん性があるならば、袋にそれを表示しておくべきだが、湖北省の人にすればキャンディのようでお菓子のような存在なのだ。

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