仏教には「一切の法は、なお夢・幻・響きのごとし」と書かれている。一切のことは実体がないものであるということだ。聖徳太子も「世間虚仮 唯物是真」みんなが信じて幸せになれると思っているお金や財産、地位、名誉というものは、すべて虚構なのだ。
数年前に出版された「サピエンス全史」によれば、人類が歩んできたことは、人類を幸福にはしてこなかったという。人類は虚構を信じることによって虚構の世界を築いてきたわけだ。
私はこの世界が仮想世界であり、誰かが作り上げた偽りの世界であると信じている。では一つ進んで、なぜ我々は仮想世界にいるのだろうか?それはヒトの脳がフィクションを信じるようにできているからであり、それを否定する境地に入ることがゴールという目標だからではないだろうか?
多くの人はフィクションを信じて違う目標に向かって走り続けている。AI、遺伝子操作、戦争、そのすべてが人類を幸福にするものではないだろう。しかしそれらが人類を幸福にすると信じている人が多い。やがてAIが人類を支配し、遺伝子操作された人類が特権階級になって支配したりすることが起こるだろう。もう一度、我々は真の幸福とは何かを考える必要がある。しかしそれは集団の中では解は見つからないだろう。