中秋節はモズクガニを食べるのが習わしだが、スーパーでは小さな非ブランド品が一匹27元(540円)、ブランド品の大閘蟹は62元(1240円)で売られていた。モズクガニは蒸かして、ミソと少ない肉をガシガシかじって食べる。私は手が臭くなるので好きではない。
私は2002年倉元製作所にいた時に、石英ルツボ事業を立ち上げようと準備していた。新規参入のためには新しいビジネスモデルが必要だ。その時、中国に生産拠点を作り、日本で品質管理をしようと考えた。誰もやっていないことだった。倉元は同時期にシャープ蘇州工場の近くに工場を建設するかどうかと検討していた時期だった。私はその相手先として寧波余姚市にある晶英ルツボという会社を選んだ。上海の近くであり、中国でも豊かな地域だったことが決めた理由だ。その当時、中国で石英ルツボを製造していたのは3,4社であった。寧波空港に迎えに来たのは、社長の黄軍と副社長の黄であった。その当時、黄軍の息子の黄浩はニュージーランドでMBAをとっているときだった。その年、サーズが流行し始める。
くしくもその時から20年が過ぎた。中国はずいぶん変わった。私はその急激な変化を身をもって経験した。