今日の夜7時15分に隔離期間が終わる。飛行機の到着時間を基準にしているようだ。本当の着陸時間ではなく、運航スケジュールに書いてある時間だ。終わりが見えてくると欲が出て早く出たいと思うようになる。人とは不思議なものだ。
日本では大雨が降っているところもあるが、ここ中国では雨が全く降らないところもある。杭州でも私が着いてから雨を見ていない。水ガメが干上がり電力制限となっているところも多い。特に水力発電の多い四川省がそうだ。近々雨を降らせるロケットを打ち上げるそうだ。ホテルのすぐ近くを流れる幅30mくらいの川は緑色になっていて流れも弱い。緑色の正体は藍藻と呼ばれるシアノバクテリアの一種だ。藍藻は光合成をおこなって酸素を放出するが、夜は水素を放出する。27億年前に二酸化炭素から酸素を光合成によって作るシアノバクテリアが大繁殖したことで、今の地球の大気が形成されたわけだが、この酸素は生物にとっては毒となるものであったため多くの生物は絶滅した。しかし一部の生物は酸素を燃やすことを身に着けると爆発的なエネルギーを持った生物となった。シアノバクテリアは植物となり、酸素を取り入れた生物は今の生物の子孫となった。また酸素はオゾン層を作り、有害な紫外線などから防御したために、生物は海の奥底から地上へと進出できた。この地球は非常に都合がよくできている。まるでプログラミングされたPC上にいるみたいだ。
2億5千万年前の時代、ローレンシア大陸とパルティカ大陸は、すでにデボン紀に衝突し、ユーラメリカ大陸を形成し、ペルム紀初期にはユーラメリカ大陸とゴンドワナ大陸が衝突して巨大な大陸となったのだが、マグマの大爆発が起きて地上の二酸化炭素が急激に増え、気温が急上昇した。また山火事も多く発生し、植物は燃えてしまい、それも酸素の減少を後押しした。この当時は恐竜の祖先などが繁栄していたが、寒冷化とそのあとの温暖化で生物の9割が絶滅したといわれている。この地球を作っているプログラマーは、繁栄と絶滅の繰り返しというストーリーが好きなようだ。そして絶滅の方法は寒冷化と温暖化だ。やっと人類はそれに気づいたのだが、きっとそれにあがらうことはできないだろう。そんな気がする。