日本人にとってはあんまり関心がないことではあったが、中国は過激に反応した。ペロシ議長の訪台の様子はSNSで中継され、約一億人がそれを見ていたという。戦争だという意見も強く出たようだが、まあ今戦争などできるはずもなく盛り上がっていただけのようだ。
歴史的には次のようである。 1.台湾には元々原住民族がいたが、台湾の戦略的重要性に気がついたオランダが16世紀頃から台湾を領有し、東アジアにおける貿易・海防の拠点とした。2.オランダが支配していた台湾を、鄭成功が攻め、オランダを台湾から撤退させる事に成功。その後に鄭氏政権(漢民族政権)を樹立した。 3.中国全土とモンゴル平原を支配していた清朝は、台湾の反清勢力であった鄭氏政権を滅ぼし、台湾を領有した。 4.その後、日清戦争に勝利した日本によって、今度は日本に占領された。 5.第二次世界大戦に敗北した日本は台湾を手放し、当時中国大陸にできていた「中華民国(中国国民党)」の領土に台湾が編入された。 6.中国内部での内戦により、国民党は台湾に逃げたわけだ。
台湾は自前の政府と軍隊を持ち,住民による大統領選挙を実施している為、国際政治の視点から見ると,今現在,台湾は中華民国という名で「独立(建国)」しているのも一つの事実ですが、中国にしてみれば台湾は中国の一部だと主張している。考え方が全く違うので、相いれないわけだが、米国も中国も複雑な国内事情があり、対立は深まる一方だ。