寧波プレシンの特許が中国で成立した。出願から約一年である。早いものだ。面白いことにもう二件の関連する特許が中国で出願されている。一件は中建材衢州金格兰石英有限公司のものである。日本でも知っている人がいるだろう。http://www.kinglass.cn/products.asp?id=19にあるように国有企業である。親会社は北京金格兰石英玻璃有限公司であり、中国の石英の元締めのような存在である。中国石英協会のトップは北京金格兰石英玻璃有限公司出身であり、中建材衢州金格兰石英有限公司の王友軍は協会の幹部である。私は二人ともよく知っている。私から聞いた話を特許として出願したのだろう。そのあと中建材衢州金格兰石英有限公司で試作をしていたという話を聞いたことがあるが、失敗したと聞いている。もう一件は苏州西丽卡电子材料有限公司という会社だ。私は知らないが、調べると2020年の6月に設立したようだ。売上げがないことからシリカの開発をしているのだろう。
今まで水ガラスから合成シリカを製造しているのは寧波プレシンしかない。数多くのノウハウがあるので開発をとん挫するのが普通だ。量産化するには数多くの試行錯誤が必要だ。情熱と執念を持った者のみが成功できる。中国では技術のコピーは普通のやり方である。その時は、技術を持った会社から技術者を引き抜くのである。寧波プレシンにおいては、技術を知っているのは、私と黄と黄の奥さんの弟の三人である。現場は40-50歳のローカルな人である。作業員は土日も働くことによって高給を得ている。それによって技術流出を防止している。中国の特許は本当のことは書いていない。したがって特許を見てもできないのである。