中国で密告奨励の法律

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中国国家安全省(MSS)は6月6日、国家の安全を脅かす行為を通報する市民を奨励し、最高10万元(約200万円)の報奨金を与える新法を公布しました。

中国の報道によれば、この法律は『公民挙法危害国家安全行為奨励法』というもので、5章24条からなり、国家安全法と反スパイ法を「大衆の路線と一体化」することに重点を置き、スパイ行為を通報した者にはその貢献度によって4つのクラス分けを行い、1万元から10万元以上の報奨金を支払うこととしています。

じつは北京では2017年から、北京市国家安全局がスパイ通報規則を施行しており、摘発に貢献した通報者に対して、10万~50万元の報奨金を与えるとしていました。これにより、2017年には年間5,000件の通報があったとされています。

中国の場合、とくにスパイ容疑で狙われやすいのは外国人です。中国人からすれば、外国語で何を話しているかわからないから怪しいということになりますし、また、海外で出版された中国に関する書籍を所持していれば、とくに中国の政権批判につながる書物などを持っていれば、「政権転覆を狙って中国人を煽動しようとした」といった嫌疑をかけることも容易です。

所持するパソコンを調べられて、黄文雄のメルマガを定期購読していたことが判明しただけでも、もしかすると「国家安全法」の罪で処罰されるかもしれません。少なくとも、中国の知り合いや友人と、習近平政権の批判につながる話をしたり、SNSでやりとりすることは、非常に危険だということになります。いつ密告されるかわかりません。

怖いですね。中国では政治とはかかわってはいけない。

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