TSMCは、3nmプロセス「N3」による半導体の大量生産を2022年下半期に開始することを目標としている。
N3ではN5と比べて同一電力で10~15%の性能向上と同一パフォーマンスでの25~30%の消費電力削減が予定されている。また、N3ではEUVリソグラフィやDUVリソグラフィといった従来の技術が採用されており、新技術の開発が不要とのこと。AnandTechは「Samsungは3nmプロセス『3GAE』のために、独自の全周ゲートFET(GAAFET)である『MBCFET』を開発中。これに対してTSMCのN3では新技術の開発が必要ないため、有意に競争を進められる可能性があります」と指摘している。
この3nmプロセスで作ったA16はiphone14に使用される。A16は従来に比べて性能が20%向上するといわれている。TSMCの生産能力はすべてAppleに占有されるだろう。サムソンは3nmの量産を今年中に開始するといっているが、もし生産するとAMDと組むとの見方がある。
日本は先頭を走るTSMCが見えなくなったという表現は的を得ていない。もう同じレースに出ていないからだ。日本半導体の凋落は30年前から始まった。もうどうしようもない。