胼胝

3〜4分

「朝は断然、ご飯である。それにみそ汁、卵焼きなどをいただく。が、昼はたいてい麺類で、夜は飲むので食べても軽くお茶漬けぐらい。かくて1日のご飯摂取量は茶碗で2杯弱。これでざっと年間50・7キロの米を食べている計算になり、現代人の平均像だという。60年前までの日本人は、この倍以上食べていた」

 小麦が高沸しているため、米を食べようというキャンペーンなのだが。最近は炭水化物をあまり摂らないような食生活になっているので、米を食べたのはいつなのか忘れたくらいだ。若い時は暴飲暴食もよくやった。ある時、胃カメラで胃の内壁から細胞を採取されたときがあった。二週間後、結果を聞きに行くと「タコでした」と言われた。胃も酷使すると指タコのようにタコができるらしい。この「タコ」は「胼胝」と書く。ずっと同じところを刺激すると皮膚が固くなる現象だ。この語源の由来はアイヌ語のタップコップ、「小さい丸山」「盛り上がり」を意味する言葉から来たものらしい。

 タコと言えば足が8本のタコである。タコには心臓が3つある。脳みそは9個。本来の脳みそのほかに足にも小さな脳みそがある。足が8本あると、一個の脳みそでは全ての足をコントロールできないので、個々の足にもあるというわけだ。この足を切っても赤い血は流れない。タコの血は赤くないからだ。タコを食べないのは、ユダヤ教徒イスラム教だ。「レビ記」11章と14章に食べ物に関する掟が記されている。「海や湖などの水中に住む生き物の場合、ウロコとヒレがあるものは食べてよいが、ないものを食べていけない」ということである。モーゼはタコを食べてえらい目にあったのだろう。

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう