中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。11日には北東部の吉林(Jilin)省にある人口約900万人の長春で、ロックダウン命令が出された。全国の感染者数は、ここ2年で最多の水準に上っている。吉林省の省都で、主要工業都市の長春市は住民に対し在宅勤務を命じるとともに、「生活必需品」の買い物も1人につき2日に1回までに制限した。集団検査も実施する予定。 また上海市も、学校を閉鎖しオンライン授業に切り替えるよう通達を出した。
中国でも感染力の強い変異株「オミクロン株」が検出されている。全国の1日の新規感染者数は、3週間前は100人未満だったが、今週には1000人を超えた。1000人を上回ったのは、2020年の流行初期以降では初めて。公式集計によると、11日には1e0余りの省で計1369人の感染が確認された。中国の著名な専門家は、他国にならい、中国もウイルスとの共存を目指すべきだと提言している。しかし、今回改めてロックダウンが講じられたことから、一人の感染も許さない「ゼロコロナ」方針が近く撤廃される可能性は依然少ない。
山東省青島では今日139人の感染者が出た。杭州市でも22人出ているが、この数字は無症状者を含んでいない。都市の封鎖は珍しいが、地区ごとには封鎖が行われている。連雲港も現在封鎖されており、石英砂の出荷ができず石英メーカーは停止を余儀なくされている。「ゼロコロナ」が今後も続くなら経済へのダメージは大きいだろう。