北陸地方の上空にはマイナス33度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。21日夕方までに予想される雪の量はいずれも多いところで上中越の山沿いで80センチ、平地では上越で30センチとなっています。
私は30歳から5年間上越にいた。社宅は直江津港の近くの古い狭いアパートだった。私がアパートの担当(回り持ち)になった時に大雪が降った。信越化学の下請け(信越から移動した人)が除雪をしていた。私が昼休みに控室に行った時、彼らは酒を飲んでいた。彼らは私に「上には言わないでくれ」と言った。私はだれにも言わなかった。彼らは落ちこぼれだったと思った。私は信越化学で精神的にまいった人を多々知っていた。弱者は無能力ではない。
上越には多くの思い出がある。30歳から35歳までを過ごした。海があり山があるいい街だ。直江津は海の近くで雪があまり降らないが、高田は雪が多い。途中で風が吹かなくなるからだ。アパートは直江津にあり、車に穴が開くほど塩分を含んだ風が吹く。食べ物もおいしい。酒もうまい。女性もきれいな人が多い。ただ私はそういうところから逃れてもっと自由になりたかった。世界に出ていきたいと思った。山形の山間に生まれた私にとって、一度の人生、失敗してもいい、精一杯自由に生きてみたかった。定住しては後悔する。きっと縄文人の血が流れているのだろう。どの会社の人も言う、辞めなくてもいいのにと。でも私にとって出世することと自分のやりたいように生きるということは根本的に違う。失敗してもたかだか山形の貧しい過疎地の生まれだ、元に戻るだけだ。大企業の管理職なんて私には不満足だったのだ。
でも上越にはいっぱいの思い出がある。おいてきたものもある。どうするのか今も考えている。