世界一の酒豪と聞けば、体躯の良い人物。動物界なら、巨漢のゾウとかサイが思い浮かぶが、実際はそうではない。ゾウは体は大きくても、アルコール代謝の遺伝子を欠いているから酒に弱い。人間はというと、発酵した果物を地面から拾って進化してきた先祖のおかげで、他の生き物に比べるとアルコール耐性はそれなりに強い。本当のチャンピオンは、あなたが予想するよりも貧弱で可愛らしい生き物だ。 日本が世界に誇る「ハムスター」 先日投稿された英国の医師トム・ロートン氏のツイッターによると、動物界で最も酒に強いのはハムスター。その強さは別格だ。「ハムスターはアルコールが大好きで、水よりもエタノール(アルコール濃度15%)を飲むことを好む。相対的に人間が死に至るような量にも耐えることができる」という。ハムスターは1日あたり1キロあたり20グラムのアルコールを平気で飲むそうで、これは標準的な男性が1日に21本分のワインを摂取するのに匹敵する。経口摂取されたアルコールは腸から肝臓に直接行き、エタノールは分解され始める。ハムスターの肝臓はエタノールの処理に「非常に効率的」で、血液中にはほとんど含まれないとされる。
酒を飲むのはサルとヒトだけだと思っていたが、ハムスターが酒を大好きだとは思わなかった。ハムスターはリスと同じようにほお袋を持っていて食べ物をためて巣に帰り貯蔵する。その食べ物が発酵して酒になり、それを食べることでアルコール分解酵素を得たものだろう。老人はハムスターを飼って晩酌をハムスターと一緒にやるなんてことを考えても面白い。