テレビ番組

3〜4分

 BSでプロジェクトXの再放送をしていた。高度成長時代の日本企業の開発の成功例についての番組だが、1990年代のバブル崩壊の影響で放送された2000から2005年の景気は思わしくなかった。そこでNHKが経済成長期の企業の技術者の活躍を放送した。しかし、経済は長期に停滞し、良き思い出のような感想しか残らなかった。

 日本の高度成長期はアメリカで開発したものを改良して大量生産することによって成し遂げられた。したがって突出した人材など必要なかった時代だ。もうすでにその役割は韓国、台湾、中国などのアジア諸国が担い、日本は中途半端な立場になった。優れた人材を生む土壌は国力にある。ハプスブルグ家が繁栄したハンガリーには同じハプスブルグ帝国のオーストリアなどのジャーマン系とは違った「ゆるさ」があった。その中でユダヤ系ハンガリー人が能力を開花させた。ノイマンなど世界的天才を多く輩出した。

 私が考えるに、天才を多く生むためには経済力と自由(ゆるさ)が必要である。さて今の日本はどうなのだろう。経済力では世界第三位と言いながら国民の収入は韓国より劣る。そしてゆるさもない。会社はISOを導入し、管理を強化し自由を奪った。トップダウンの指示は労働者の自由を奪った。計画書を作り、報告書を作ることが仕事になった。

 プロジェクトXのような成功体験は今は通用しない。我々は世界的競争社会にいる。これに勝ち抜くには爆発的なエネルギーを持った天才の出現が必要だが、日本では可能なのだろうか?そのために昔のハンガリーのような環境を作れるのだろうか?

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