加齢に伴い蓄積され、動脈硬化などの原因となる「老化細胞」を除去するワクチンの開発に成功したと、順天堂大大学院の南野徹教授らの研究グループが発表した。マウスに接種後、老化細胞が除去され、動脈硬化部分の縮小が確認された。南野氏は「動脈硬化や糖尿病など加齢関連疾患の治療に応用が期待できる」と話している。論文は10日付の国際科学誌電子版に掲載された。研究グループはまず、ヒトやマウスの老化細胞で特徴的に現れるたんぱく質を特定。次に、このたんぱく質の一部のアミノ酸で構成されるペプチドワクチンを開発した。接種によって体内に作られた抗体が老化細胞に付き、その抗体に白血球がくっついて老化細胞を除去する仕組みという。
東京大学は、新たな老化細胞の純培養法を構築し、老化細胞の生存に必須な遺伝子群をスクリーニングにより探索した結果、グルタミン代謝に関与するGLS1を同定した。またGLS1の発現解析により、老化細胞はリソソーム膜に損傷が生じ、細胞内pHが低下することで、GLS1の阻害に対する感受性が亢進することも明らかにした。さらに老齢マウスにGLS1阻害剤を投与すると、さまざまな組織・臓器における老化細胞が除去され、加齢現象が有意に改善した。
今は非常に高いものであるが、将来は安く手に入るかもしれない。そうなったら120歳寿命ということが現実化を帯びてくる。