アマゾンのCEOジェフ・ベゾスの本である。
ベゾスは株主への手紙の中でも、インタビューや講演でも、たびたび意思決定の方法について述べている。アマゾンを起業したとき、プライムを立ち上げたとき、サードパーティ出品者を招き入れたとき、そしてワシントン・ポストを買収したとき、いずれも頭ではなく心に従って決定したという。「80歳になったときに振り返って後悔の数が少ないほう」を選ぶとのこと。
彼はデンマーク移民を祖父母にもつ。小学校から優秀だったようだ。大学を卒業するときに大企業から誘われたが、彼はベンチャー企業に就職した。そこで開発部門と顧客サービスの責任者に昇進している。その後に大手金融サービス会社バンカース・トラストでプロダクト・マネージャーとなり、銀行業界に籍を移して1988年から1990年まで働いた。その後1990年から1994年まで新興のヘッジファンドであるD.E.ショーで仕事をし、30歳のときには同社で4人目のシニア・バイス・プレジデントとなった。その後アマゾンを設立した。その頃はインターネットの出始めであった。その波に乗って急成長した。
人生には多くの選択機会がある。その時、どうやって決断するかは人生に大きな影響を与える。ただそれまでの実績がない人が創業したりしてもうまくいかない。ジェフ・ベゾスは20代の時に実績を作り、それをベースに創業している。やはりそのためにはベンチャー企業に就職して自由に実力を発揮するような考え方が必要なのだと思う。日本は若者の大企業、公務員主義が幅を利かせており、ベンチャー企業が育たない風土になっている。