中国福建省福清市は、国内で初めてウナギのかば焼きを海外へ輸出した都市であり、今でも中国最大のかば焼き加工輸出拠点となっている。
ウナギは同市の特産品で、明代に粗放的な養殖が始まり、1988年にはかば焼きの年間生産量が千トン近くに上った。人工養殖が始まったのは1979年で、日本の技術と設備を導入し地元産の稚魚を育て、活ウナギを主に日本へ航空便で輸出した。1984年には日本の設備を導入してかば焼き加工も開始。かば焼き製品は冷凍保存やコンテナによる海上輸送に適しており、同市の養鰻(ようまん)業を大きく成長させた。1990年代になると、ウナギの養殖とかば焼きは同省内陸部や江西、広東、浙江各省などへ拡大した。
中国ではここ数年、ウナギ製品の認知度が高まり、国内需要が急増している。かば焼きの販売量は急増し、多くの人がウナギ産業の未来を好感している。福清のウナギ産業は、特色ある伝統産業としてチャンスをつかみ、勢いに乗って伸びていくだろう。
中国のウナギ養殖は当初、かなり儲かった。それで中国の各地で行われるようになったのだが、供給過剰と安全性で利益は出なくなりいろんなところが倒産していった。中国国内でもウナギの冷凍食品が売られている。私はたまに買い置きして食べる。加工されているのだが、これを鍋に入れウーロン茶や緑茶で煮る。そうするとふっくらしておいしくなるのだ。私が中国に行ったずいぶん前にはウナギの稚魚の柳川鍋のような料理を食べていた。贅沢なものだ。またウナギではないが、ヤツメウナギもよく食べた。ぶつ切りにして煮るのだが栄養価が異常に高い。普通のウナギとヤツメウナギは異なる種である。ヤツメウナギの養殖は難しく一般のスーパーには出回らない。古代から生き残った種であるから大切にしたほうがいいかもしれない。