イチョウの黄色い葉を観に人が都内に押し寄せているということだ。イチョウもモミジも同じ種類の木だ。私がクリーブランドにいた時、20階くらいのアパートから見下ろしたイチョウは見事なものだった。黄色、オレンジ、赤の葉が目に焼き付くほど素晴らしかった。
イチョウからは銀杏やメープルシロップが取れる。メープルシロップは冬の寒い夜に木に穴をあけて採取する。取り終われば自然に穴はふさがる。北米の人はこれをワッフルやパンケーキに好んでかける。メープルシロップは低糖質で高カロリー、カリウム、亜鉛、ポリフェノールを含むいい食品だ。銀杏にはいろんなビタミンが含まれるが、北米人は食べない。銀杏には毒性のある物質が含まれているため、少量しか食べてはいけない。イチョウの葉は最近、認知症防止のサプリが出ているが、イチョウの葉をお茶にして飲む類のものではない。そこでイチョウの葉(青い)と焼酎で酒を造り飲むのをお勧めする。
イチョウは5億年前のカンブリア爆発の後期に発生したといわれている。その後恐竜の時代になるのだが、恐竜に食べられた種は排泄され、世界中に広まったようだ。恐竜絶滅の時、イチョウも衰退・絶滅していくが、中国で奇跡的に生き延びたイチョウがあって、それが日本に伝わり、18世紀に日本から世界に伝わっていく。いまやドイツやカナダのイチョウ並木は日本より壮大で美しい。