中国の石炭不足が再生可能エネルギーである太陽光発電モジュールの価格まで上げている。太陽電池モジュール生産には莫大な電力が必要だが中国の石炭発電稼動制限で生産量が減っているからだ。
7-9月期の中国製太陽電池モジュール価格は1トン当たり4530ドルで、前年同期の3764ドルより20.4%上がった。4-6月期に中国製太陽電池モジュール価格が1年前より5.9%上がったのを考慮すると上昇幅はさらに大きくなった。 中国製太陽電池モジュール価格が高騰する理由は、最近の中国の石炭発電縮小のためだ。太陽電池モジュールと原材料などを生産する際に電力を多く使う。これまで中国は自国内の値段が安い石炭発電を利用して安いモジュールを生産してきた。だが最近中国政府がオーストラリアと石炭輸入をめぐる紛争を行い石炭発電の稼動を減らした。電力が足りず、それだけモジュール生産も減少したのだ。「再生可能エネルギー普及政策を展開する中国政府が足りないモジュールを自国内で優先して使うようにしている」 太陽電池モジュール価格の上昇は今後さらに進む可能性が高い。通常太陽光発電設置は年末までに終わらせようとする傾向があり10-12月期になると太陽電池モジュール需要がさらに増えるためだ。ここに冬がくれば中国の電力難がさらに深刻になる可能性が大きく、太陽電池モジュール生産はさらに萎縮しかねない。 太陽電池業界関係者は「7-9月期はあらかじめ契約した分があり、
業界では「現実をわかっていない」という反応が多い。中国は太陽電池モジュールだけでなく原材料・副材料市場を事実上寡占している。中国が供給量を減らせば他の国も影響を受け価格が上がることになる。2019年基準で中国企業の太陽電池パネルシェアは72%だ。太陽電池市場のシェアも78%に達する。太陽電池パネルに使われる代表的原材料であるポリシリコンの66%も中国で生産している。 実際に市場調査会社のPVインサイツによると、先月27日基準でポリシリコン価格は1キログラム当たり38ドルで前年同期の10ドルより280%上がった。増えた需要に最近の中国の電力難による生産減少が重なったからだ。
「再生可能エネルギーも実際は化石燃料が必要だったという事実が明らかになった。化石燃料価格が高くなり再生可能エネルギー設備費用も高くなる現象が当分続くほかない」 皮肉な話である。太陽電池を作るための電気は火力でつくり、太陽電池が発電しない夜は火力で補うという矛盾に誰も答えていない。考えてみれば、水力発電、風力発電と太陽光電池は気象変動で発電できる量が変わる。発電量が変わらないのは原子力や火力発電だ。なんか矛盾が大きい。もし、グレーンエネルギーでやろうとすれば停電も受け入れなければならないのかもしれない。