中国 中央集権強化

3〜5分

 日本では衆議院選挙が行われている。

中国の李克強首相の秘書室長的存在である中国国務院総理弁公室(事務所)主任である石剛氏の辞任が明らかになった。石氏は国務院研究室副主任の職も辞することが決まっており、実質的な更迭で、引退は必至とみられる。中国共産党・政府高官の大半は来年秋の第20回党大会後の人事異動で新たなポストへの任命を受けるとみられているだけに、この時期の異動は極めて異例といえる。習近平国家主席との関係に溝があるとされる李首相の大番頭の突然の引退により、来年の党大会での李氏の引退への布石との観測も出ている。香港紙「星島日報」が報じた。

 石氏は1958年生まれで、李氏と同じく安徽省の出身で、理科系の名門大学である中国科学技術大学を卒業後、中国経済の司令塔ともいえる中国国家発展改革委員会に入省し、同委総合部の総責任者として、主にマクロ経済政策研究や中国経済の状況分析、成長予測を担当し、国家経済・社会発展の年次計画の作成部門のトップを経験してきた。

 この背景には党内序列ナンバー1の習氏と、序列ナンバー2の李氏の確執や権力闘争があるとみられる。  習氏は太子党(党政府高級幹部の子弟グループ)のトップで、李氏は共産主義青年団(共青団)閥出身で、両者の間には対立する構図がある。習氏は党トップの任期は2期10年という従来の慣例を破って、来年の党大会で3期目を務めることが確実視されている。これに激しく抵抗しているのが李氏ら共青団閥であり、習氏が李氏の右腕的な存在の石氏の引退を決めたことで、李氏を追い落とそうとしているのではないかとの見方を同紙は伝えている。

 中国や韓国ではトップから降りると監獄というのが普通に行われている。習近平も政敵を監獄送りにした。もし習近平が来年辞めれば監獄行きは避けられない。そこで3期目をやって自分が毛沢東と同じ存在になることで、永遠に権力を握ろうとしている。すこしひな臭くなりそうだ。

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