出光興産は12日、100%子会社の「ソーラーフロンティア」(東京都)による太陽光パネル生産事業を来年6月末をめどに終了すると発表した。オンラインで記者会見した出光の平野敦彦取締役は「中国勢の規模拡大のスピードに追い付けなかった」と述べ、国際競争が激化する中、十分なシェアを獲得できなかったと説明した。
ソーラーフロンティアはCIS薄膜の太陽電池である。似たような薄膜系としてファーストソーラーのCdTeがある。ソーラーフロンティアとは違い、ファーストソーラーはまだ存在感を持っている。今年、ファーストソーラーは三番目の工場の建設に乗り出した。この違いは日本政府の支援がないことだ。半導体も液晶も韓国、台湾、中国に負けてしまった。自動車はかろうじて生き残っているが、日本は将来、自動車も衰退することになるかもしれない。やはり、日本政府はどの分野で世界を席巻すると決めなくてはならない。そして積極的に業界を支援することが必要だ。