歌手で俳優の西郷輝彦さん(74歳)がステージ4の去勢抵抗性前立腺がんの治療でオーストラリアに渡ってから3か月。三回のPSMA治療でがんが消滅したという。 PSMA治療 はルテチウム-177PSMA-617と呼ばれる新規標的放射線療法で、簡単に説明すると、前立腺がんによって出てくる特殊なタンパク質のPSMAに放射性物質のルテチウムを結合させることで、PSMAを発現している細胞=がん細胞だけを狙い撃ちすることができる治療法である。
この治療費は2カ月に1回の治療を4セット行う場合、1回当たり約150万円だから、治療費だけで約600万円かかる。日本では認可されていないため、オーストラリアやマレーシアに行くことになる。それにしてもPSMA治療は転移した前立腺がんにも有効であり、画期的な治療法だ。日本で承認されれば保険も適用となるだろうが、今のところお金持ちしかできない治療法である。