太陽電池について書こう。2020年は210㎜角のウェハーが主流となった。これは300㎜ウェハーから作る。つまり半導体と同じ300㎜インゴットを引き上げているのである。この石英ルツボの寸法は28,30,32インチを使用している。その引上げ時間は500時間である。引上げ速度が速いとはいえすごいものだ。このウェハーにより太陽電池のモジュールは500W を越えている。
普通ならここでウェハーの大口径化はストップするはずであるが、最近、40インチの石英ルツボを使用した450㎜インゴットのテストが開始された。半導体を太陽電池が追い越した瞬間だ。考えてみれば、後工程の問題が全くないため、生産すればそのままセルまでできるのだ。
中国の太陽電池の発電コストは6円/kWhくらいになっている。日本の太陽光のコストが17円 /kWhとなっているのは不思議だ。日本では太陽光はコストが高いとみんなが信じている。しかし、今ある発電方式からすれば最も安いということが言える。政府は原子力が一番安いと嘘をついているが、 もしかすると一番原子力が高いかもしれない。
太陽電池の分野において、いまや中国の独占となった。その原因は太陽電池は工程が簡単なことだ。設備も中国で作れ、お金さえあれば誰でも始められるのである。そういうことは中国が最も得意とするところである。それに対し、日本はどうなのだろう?日本の凋落は先を見通せないことにあるのではないだろうか?今の状態ではがむしゃらに走る中国についていけない。