俳優の西郷輝彦(74)が、日本では未承認のがんの最先端治療を受けるため4月末にオーストラリア・シドニーに渡航したことを12日、所属事務所を通じて発表した。西郷によると、診断されたのは去勢抵抗性前立腺がんで、進行度はステージ4。昨秋に受けたがん健診で、PSA(前立腺特異抗原)というタンパク質の数値が上がっていたため発覚した。西郷は11年に前立腺がんを患い、手術を受けて患部を摘出。17年に再発した際は、放射線と抗がん剤による治療を受けた。 主治医と相談し、現在の日本では未承認の治療をシドニーで受けることを決めた。4月初めにシドニーの病院とリモート会議を行い、治療方針を決定する。
前立腺がんはアンドロゲンという男性ホルモンの影響で発症し、進行していくホルモン依存性のがんなのだが、去勢抵抗性前立腺がんは男性ホルモンが低く抑えられているにもかかわらず、前立腺がんが増殖している状態のことを示す。現在の治療では治すことは不可能で、進行を抑える目的で治療が進められる。
おそらく彼は光免疫療法をオーストラリアで受けるのだろう。日本では前立腺がんは治験の対象になっていないからだ。まあステージ4で転移しているようだから、光免疫療法くらいしかないのかもしれない。彼の著書「生き方下手」では波乱万丈の人生を経て今は悟りの境地のようなことを書いていたが、いつまでも生きることを止めない姿勢は、悟りなど生きているうちにはたどり着けないものだということがわかる。