中国の温家宝前首相(78)が、マカオ紙への寄稿で「中国は『公平と正義に満ちた国』であるべきだ」と主張し、波紋を呼んでいる。ネット上では、国内の統制を強める習近平政権を批判する意図があるのではないかとの見方が流れている。中国のSNSでは、温氏の寄稿の転送が制限された。注目を集めたのは、温氏が最終回で「侮辱や抑圧に反対する」と強調したことだ。「永遠に人の心や人道、人の本質が尊重され、永遠に青春や自由の気概があるべきだ」との記述もあった。
世界はウイグルやチベット、香港に対する中国政府の政策を非難している。中国ではそういう報道は国民になされていない。私は中国の人とよく話をするが、「政府に対して反抗しなければ、こんな自由な国はない」というのが中国人の本音だと知っている。だから不条理ことがあっても逆らわないのだ。文化大革命に関しても私と同じような年齢の中国人は、みんな体験したのだが黙して語らずだ。天安門事件など知る人は極めて少ない。
多くの中国人はお金があれば文句を言わない。これは事実だ。でも宗教人はそうではない。価値観が違うひとを抑え込むのは難しい。ここに中国の難しさがある。政治はとにかく難しいのだ。さてどうなるんでしょうね。