魔女狩り

6〜9分

 辞任した森喜朗元会長について考えてみたのだが。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が4日、都内で会見を行い、女性蔑視と受け取られる発言を行ったことについて撤回と謝罪を行った。会長辞任は否定した。 森会長は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の評議委員会で女性理事を増やす方針に関連して「女性がたくさん入っている理事会というのは時間がかかる」などと発言していた。 その後「JOCでの発言はオリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であった。まず深く反省をしております。発言をいたしました件につきましては撤回をしたい。不愉快な思いをされた方にはおわびを申し上げたい。オリンピック・パラリンピックの精神には男女平等が明確にうたわれている」と失言撤回をしたのだが、話が大きくなり辞任することになった。

 女性蔑視とされたこの発言だが。つい本音が出てしまったということであろう。基本的にはメスとオスには様々な身体的違いがあり行動なども違う。「男は外で働き、女は家庭で子育て」という教育をしたのは戦争のためだろう。平和が長く続けばそういうことも薄らぐ。男女平等は憲法にもうたわれた権利であるからにして、否定することはできないが、平等化が進むと結婚や出生率に響く。このような国力を削ぐことを苦々しく思う人たちは多いのではないか。

 さて森喜朗元会長の「女性がたくさん入っている理事会というのは時間がかかる」の本音の言葉をマスコミが女性へのセクシャルハラスメントとして報道したわけだ。この社会は本音も言えない社会になった。欧米は昔からそうだった。言っていることと思っていることが違う二枚舌だった。男は分厚く化粧していないと生きていけない社会だ。日本もそれに似てきた。本音を隠し表づらを良くしないと生きていけなくなった。それを利用しているのがマスコミだ。マスコミは世論を誘導している。時には国益を削ぐようなことも平気でやっている。

 マスコミの役割は国民に真実を伝えることである。「女性がたくさん入っている理事会というのは時間がかかる」の発言は真実であるが、女性蔑視かどうかは不明だ。それは聞く人の判断であるべきだ。しかし、マスコミはそれを女性蔑視と決めつけて報道した。これは暴力としか思えないものだ。最近こういうことが頻繁に見られるようになった。これはある意味、「魔女狩り」と同じではないかと恐怖さえ覚える。「魔女狩り」は中世ヨーロッパで5,6万人が殺された忌まわしき迫害である。この首謀者は民衆だった。チクリによって裁判にかけられ拷問され殺されたのだ。この根底にあるのが政治の不安定さだ。

 現代の「魔女狩り」はマスコミのチクリによって国民が無形裁判にかけ判決を下しているように見える。現代社会の「嫉妬」「欲」などの醜さがその構図を作り出している異常な現象だ。「魔女狩り」は客観的に見ればとんでもない行動だが、渦中にいる人にとっては当然のことなのだ。この「魔女狩り」によって多くの有名人が社会から抹殺されている。

 この現代の「魔女狩り」は当分終わりそうもない。中世ヨーロッパの「魔女狩り」を終わらせたのは何かがわかっていない。民衆が飽きたからだと私は思う。人の上げ足を取り引きづり落とすという悪趣味のゲームに飽きるまでこの「魔女狩り」は続くだろう。何という時代だ。

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