パナソニックが太陽電池の生産から撤退する方針を固めたことが31日、分かった。2021年度中にマレーシア工場や島根工場での生産を終了する。中国メーカーなど海外勢との価格競争が激しくなり、採算が悪化していた。太陽電池をめぐっては、米電気自動車大手テスラと続けてきた共同生産体制も昨年、解消している。生産からは撤退するが、家庭用や事業所向けに行っている太陽光発電システムの販売は継続する方針。島根工場では、電力管理に用いる周辺機器の生産に集中する。
太陽電池は中国一強の時代になっている。逆になぜ太陽電池は中国で成功したのだろう?それは太陽電池が非常に単純な製造工程によって作られているからだろう。そして発電コストは変換効率と製造コストで決められるから効率が低くてもコストが安ければいいという図式だ。中国のメーカーは設備をターンキーで導入し、安い人件費で製造したため、資金調達さえできれば誰でもできたのだ。やがて中国の安い太陽電池が市場に出て日本を含む海外勢は惨敗となった。
パナソニックは三洋の太陽電池事業を引き継いだが、とうとう消滅ということになった。もう結晶系の太陽電池は海外では作られなくなるかもしれない。唯一残るとすれば、中国製太陽電池に高い関税をかけている国だけであろう。