シリコーンオイルの蚊よけ

3〜5分

花王 パーソナルヘルスケア研究所・マテリアルサイエンス研究所は、肌表面を蚊の嫌う物性に変化させることによって、蚊をとまらせなくする蚊よけ技術を開発した。

同社が明らかにしたのは、肌上に低粘度のシリコーンオイルを塗布することで、蚊が肌にとどまらず、吸血を阻害できること。従来の忌避剤(虫よけ)とは異なる、蚊の脚がもつ微細な構造に着目した、新しい着眼点の蚊よけ技術としている。

蚊は肌に降り立つと、脚先を使って態勢を安定化し、その後吸血行動を始めることから、蚊が肌に降り立ってもすぐに離脱すれば、吸血されることはない。

このことから花王は、蚊が嫌う表面について調査。蚊が降り立つ挙動をハイスピードカメラにて観察した結果、蚊は、水との親和性が低い特定のオイルを塗布した表面からは即座に飛び去り、さらにその後、脚を擦り合わせるようにして付着したオイルをぬぐう行為をしていることがわかったという。

この現象に着目し、蚊の脚と液体が接触したときの状態を詳細に検討。蚊の脚は特異な微細構造により非常に高い撥水性があるため、液体が水やグリセリンの場合、液は滴のままで蚊の脚に濡れ広がることがない。

一方で、スキンケア商品に配合されているスクワランや低粘度のシリコーンオイルに接触すると、液滴が蚊の脚に短時間で濡れ広がることがわかった。

こういった濡れ現象が起こると、蚊の脚には短時間で液体に引き込まれる方向への力が働くことから、表面張力計を用いて、蚊の脚に液体を接触させたときに生じる力を測定。低粘度のシリコーンオイルが濡れ広がるとき、蚊の脚には約5μNの毛管力(液体が濡れ広がる際に生じる力)が発生していたという。

蚊のような小さくて軽い昆虫にとっては、この程度の引力でも脅威となり、逃避行動を誘発するとしている。

また信越化学が儲かるのでしょうか?

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